世界的なムーブメントを前に、環境省も推進を始めたネイチャーポジティブ(Nature-positive)は、自然との調和を重視し、生態系や環境に対して積極的かつ持続可能なアプローチを追求する概念です。以下に、ネイチャーポジティブに関連する重要な側面や今後の展開について、一般的なことを5つの項目にまとめてみました。
ウィキペディアではネイチャーポジティブについて、
自然生態系の損失を食い止め、回復させていくことを意味する言葉である。生物多様性や自然資本の観点から、社会・経済活動による自然への負の影響を抑え、プラスの影響を与えることを目指す概念である。
出典:Wikipedia
と定義しています。
持続可能な資源利用
ネイチャーポジティブなアプローチでは、自然資源の持続可能な利用が重要視されます。これは、森林、水、土壌などの資源を適切に管理し、再生可能なエネルギー源を採用することを含みます。企業や組織が環境への負荷を最小限に抑え、生態系に対してポジティブな影響を与えることが求められます。
生態系の保護と再生
ネイチャーポジティブな取り組みでは、生態系の保護と再生が焦点となります。これには、森林の再生、湿地の保全、絶滅危惧種の保護などが含まれます。地域社会と協力して、生態系のバランスを維持し、生物多様性を守ることが重要です。
環境へのポジティブなインパクト
ネイチャーポジティブなアプローチは、企業や個人が環境へのポジティブなインパクトを追求することを奨励します。これは、炭素排出の削減、廃棄物の最小化、再生可能エネルギーの採用など、様々な方法で表れます。企業が環境に優しい実践を取り入れ、消費者がサステナビリティに焦点を当てることが期待されています。
サーキュラーエコノミーの促進
ネイチャーポジティブなアプローチは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の原則に基づいています。これは、製品や資源の寿命を延ばし、廃棄物を最小化する経済モデルです。製品の再利用、リサイクル、リペアなどが奨励され、資源の無駄を減らし、地球環境への負担を低減します。
教育と意識の向上
ネイチャーポジティブなアプローチを進める上で、教育と意識の向上が不可欠です。社会全体において、環境に対する理解が深まり、持続可能なライフスタイルやビジネスプラクティスが広まるような取り組みが求められます。学校や企業、メディアなどを通じて、ネイチャーポジティブな価値観を普及させることが重要です。
以上、簡単に5つにまとめてみました。
まさに私たちが支笏湖の清掃活動を通して実践し、世の中に伝えていきたい内容と合致しています。そこで今後、ネイチャーポジティブという概念に基づいた活動を積極的に実践をして、その内容を発信していきます。